たいこうの経営方針

経営理念

 当行は次の3項目を経営理念に掲げ、地域密着とお客さまのニーズに沿った金融サービスの提供に努めております。

1.お客様に信頼され、親しまれる銀行として地域社会の繁栄に奉仕する。

2.健全経営に徹し、強固な経営体質を築き、安定した発展を持続する。   

3.優れた人材の育成に力を注ぎ、清新はつらつとした行風を確立する。   

 今後とも、経営体質の一層の強化を図るとともに経営の透明性を高め、地域社会に真に期待され、信頼される銀行を目指してまいります。

長期戦略方針

 2015年に策定した長期ビジョンを見直し、経営理念に基づく10年後に向けた長期戦略方針として新たにビジョン、ミッション、バリューおよびパーパスと目標を策定いたしました。
 長期戦略方針の策定にあたっては、他の金融機関にはない「大光らしさ」を徹底的に追究しており、誰にも負けない高い熱量でお客さまに親身に寄り添い、持続可能な社会の実現に向け、地域社会を取り巻く様々な課題の解決に向けた活動に取り組んでまいります。

<ステークホルダーへの提供価値と目指す姿>

第13次中期経営計画

Value Up ワクワクする未来へ

<重要課題(マテリアリティ)と第13次中計、長期戦略方針との関係>

 重要課題(マテリアリティ)は、国際的な社会課題や日本・新潟県の社会課題から、ステークホルダーにとっての重要度、当行グループにとっての重要度・優先度を評価し、特定しております。
 このマテリアリティを起点に、10年後に目指す姿として長期戦略方針のビジョンを策定しており、ここからバックキャストした今後3年間の計画として第13次中計を策定しております。

<第13次中計で目標とする経営指標>

 第13次中計の計数目標は、長期戦略方針に基づき、全てのステークホルダーに向けて価値を創造していく観点で設定しております。

<第13次中計の基本戦略>

【基本戦略①】お客さまへの提供価値の向上

  • ■チャネル戦略
    • ・お客さまのニーズに応じた最適なチャネルでのご提案により、コンサルティング等の対面営業力をこれまで以上に強化し、お客さまに提供する付加価値を最大化してまいります。
    • ・特に、対面営業のニーズが高い法人のお客さまに活動量を振り向けてまいります。
  • ■法人コンサルティング
    • ・お客さまのニーズに応じた付加価値の高いサービスの拡充、お客さま支援態勢の高度化、多様な人材の育成などに取り組み、お客さまの「なりたい姿」の実現、企業価値の向上に貢献し、その対価として適正な金利やソリューション手数料を収受してまいります。
  • ■個人コンサルティング
    • ・個人のお客さまの多様なニーズにお応えするため、専門性の高いマネーアドバイザーによる対面営業力の強化や非対面取引の利便性向上・提案力強化に取り組んでまいります。
    • ・人生100年時代において、お客さまの未来が豊かで充実したものとなるよう、お客さまの生涯の伴走者として「なりたい姿」の実現に貢献し、取引拡大につなげてまいります。
  • ■預金
    • ・法人のお客さまによる当行口座の決済口座としての利用促進や個人のお客さまへのコンサルティングの強化、各種サービスの利便性向上・提案力強化、地公体からの預金獲得などにより、預金の増加を目指してまいります。

【基本戦略②】業務改革

  • ■DX・デジタル化戦略、BPR施策の拡充
    • ・AIの活用とデジタル化の促進、BPR施策の拡充により、業務の効率化と組織のスリム化を図り、人は付加価値の高い業務に専念する体制を構築するほか、お客さまへの提供価値の品質を高めてまいります。
  • ■店舗政策
    • ・今後の預金の重要性を踏まえた拠点の確保の観点から、店舗政策は次善の策との位置付けとし、一段上のBPRや多能工化など、店舗政策に依らない人員創出策を優先してまいります。
    • ・例外的に、老朽化店舗の新築建替え時には、近隣店舗との統廃合(BinB)やブロック化の可否について検討してまいります。
  • ■経費コントロール、リスクコントロール
    • ・DX・デジタル化戦略、BPR施策の拡充などにより、経営のスリム化とともに成長投資余力の創出を図ってまいります。
    • ・リスクアペタイト方針のもとで、とるべきリスクとコントロールするリスクを明確にしたうえでリスクテイクし、健全性の維持と収益の最大化を図ってまいります。

【基本戦略③】人的資本の価値向上

  • ■多様な人材の育成と活躍促進
    • ・人材は銀行経営の礎であり、価値を生み出すための大切な財産という考えのもと、人材への適切な投資や社内環境の整備を通じてやりがい・働きがいを高め、「各自のキャリアデザイン」と「戦略と連動した将来の人材ポートフォリオ目標」の両方向の視点から、お客さまの「なりたい姿」の実現に貢献できる多様な人材を育成してまいります。
  • ■人材ポートフォリオ
    • ・経営体質の強化に向け、行員数の減少トレンドは維持しつつ、業務改革の実践によりお客さまとの対話等の活動量を拡充し、お客さまの「なりたい姿」の実現に貢献してまいります。
  • ■ウェルビーイングの向上
    • ・全ての活動のベースとなる従業員のやりがい・働きがいを高めるため、「ツインパーパス」に基づく活動によるエンゲージメントの向上、人事制度改正によるチャレンジ意欲の醸成と多様な働き方の実現、健康経営の推進による心身の健康の増進、ワクワク向上委員会によるワクワク感の向上に取り組み、ウェルビーイングの向上と生産性向上の好循環を生み出してまいります。

【基本戦略④】サステナビリティ経営の実践

  • ■サステナビリティ経営の実践
    • ・地域の活性化と中長期的な企業価値の向上を目指す持続的経営を基本方針とし、重要課題(マテリアリティ)を起点に策定した「たいこうSDGs宣言」に従い、事業活動を通じた課題解決にグループ一体で取り組んでまいります。
    • ・環境への対応は、当行グループ自身の取組みに加え、取引先企業の脱炭素のステップに応じたさまざまなニーズに対し適切なソリューションを提供してまいります。

【基本戦略⑤】株主価値の向上

  • ■企業価値の向上
    • ・ROEの向上を最重要の経営指標に掲げ、第13次中計の最終年度4.0%以上、10年後は株主資本コスト(CAPM)以上に高め、PBRを10年後に上場地域銀平均以上に高めてまいります。
  • ■株主還元
    • ・銀行の公共的使命を念頭に置き経営基盤強化に向けた内部留保の充実を考慮しつつ、株主に対する配当を基本とした利益還元を通して資本効率の向上を図ってまいります。
  • ■株主資本コストの引下げに向けた取組み
    • ・成長戦略の蓋然性を高めつつ、市場との対話を通じて情報の非対称性を緩和していくことで、株主資本コストの引下げを図ってまいります。

長期戦略方針・第13次中計の詳細については、こちらをご覧ください



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